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2007年05月24日

Great Caravanに至った経緯

私は自分の気持ちに従って生きてきただけです。その気持ちはどこから来たのか、あまり考えたことがない。だけど、今日は気合を入れて、今回のGreat Caravanに至った経緯を書いてみます。

私が14年前に来日し、最初留学生として東工大で勉強しました。在学中はその時偶々中国大使館の呼びかけで学生リーダとして憧れのシルクロードの大地へ踏み入れることができました。そこで、壮大な文明に、様々な生き方に、なにより馬に出会いました。それはすべての始まりです。

 これまで10年間に渡り、私は日本の大学生をつれて、モンゴルとシルクロードへ、キャラバンの旅を実施してきました。大学卒業後に日本の会社富士通にも1年ほど務めましたが、「奔流中国」に生きる喜びと使命感を感じ、やめられないです。その中に芽生えたものがあります。それは、「冒険の社会的な意義、旅とはなにか、真の自由とは何か、真の国際交流とは何か」といったものです。その企画を続けていこうと思い、「奔流中国ビジョンズ」を設立しました。これまで述べ6000人以上の日本の大学生に感動と挑戦の旅へ参加して頂きました。

 商品や情報が氾濫する社会に生まれて、現代の日本の若者は、トレンドや時代に流されがちです。「奔流中国」の名づけは、トレンドに流されずに、自らトレンドを作ること。自らの力で時代を切り拓くことです。大学生たちは、モンゴルの大草原やシルクロードのような壮大な場所で、そこで代々と息づく遊牧民と現地の人々の逞しさと自由奔放な生き方を目のあたりにして、今も昔も変わらないスピリッツ、大地に生きる知恵、そして自分たちの忘れかけた冒険心といった大切なものを見つけるのです。そうした体験は、現代社会のあり方や生き方を考えるきっかけにもなります。

 ここまで来て、最初の漠然とした旅と馬、そして自由への憧れは、それは日本社会にとってもっとも重要なことだとわかりました。「教育としての冒険、時代を切り拓く力」を培うことによって、情熱溢れる社会作りに貢献できる、ということです。そのためその思いを共感する仲間達とNPO法人「奔流中国」を設立しました。

 今回の「Great Caravan」プロジェクトはそのような思いの中で生まれたものです。馬とキャラバンはキーワードです。古代の旅人は皆キャラバンを組んで、ユーラシア大陸を往来し、物と文化を運んできました。命を賭けて。彼らは冒険者であって、また文化と価値を運んだ人たちです。だから今回キャラバンによって、旅は冒険であって、冒険者こそが価値を運び、時代を拓く人たちです。真の国際交流は冒険から始まるものだと伝えたいです。

 キーワードのもう一つ、馬。馬は自由奔放な生き方を象徴し、‘個’の強さと判断力を育てます。私は10年間馬と大地とともに暮らしてきた一人として、つくづく思うことは、馬の中に、真の自由(心の自由)と人類の希望が見えます。馬に乗った時は果てしない希望に燃えます。人間は馬を征服する時に初めて、人間も馬も最大の自由を手に入れられると気付きました。「人馬一体」は芸術の世界でも最高峰と言われていることからもそのことを伺えるかもしれません。

投稿者 wataridori : 22:26 | コメント (0)